40代の在宅仕事

長期渡航をしたい30歳以上の人へ【35歳で2年渡航した主婦のアドバイス】

・数年単位で渡航したい
・30歳以上(ワーホリ適用外)
・あまり貯金がない
・海外で働きたい

こんな人向けの記事です

この記事は、過去に日本を離れたくてしょうがない時期があり、35歳という高年齢でビザを取得してアメリカで2年弱生活した主婦が1年以上渡航する方法をお教えします。

本気で海外で生活してみたい30歳以上向けの記事です。選択肢の多い30歳未満の人にはあまり参考にならないかもしれません。

全てを投げ出して日本から離れてしまいたいとか、人生に疲れて自分探しをしたいと本気で考えている方には参考になるかもしれません。

自分を見つめ直したいと考えるのは、割と年齢を重ねてからの方が多いのかもしれません。そう思った時期にはすでにワーホリの枠をはみ出している。しかしバックパッカーするほどのパワーは無い貯金もないし。こんな方には参考になるかもしれませんので、是非目を通してみてください。

人生に疲れたら逃げるのもあり

30歳を超えると、会社でも責任感のある仕事を任される人も出てきて悩みが増えたり、これまで自分がやってきた事について考えたいと思う人も多いかもしれません。

わたしも30代前半で、そのような状況になりました。私は、結局35歳で海外に旅行としての渡航ではなく、年単位で生活すること選んだのです。

当時、仕事で新サービスを立ち上げるチームに所属しており、忙しさに加え、まだ数字を挙げていないチームの会社での立ち位置が難しい状況になった事、プライベートでこれまで経験した事のない挫折を味わうなど、色々なことが重なり、完全に一人になれる状況を作りたいと考え始めました。

当時30歳を超えていた私は、海外に飛び出す方法を模索し始めて重要なことを知りました。

海外で仕事(ないしは1年以上生活できるビザを取得)をするなら若い方が有利であるという事です。

1年以上の渡航をしたいなら年齢が重要

日本人が海外で数年生活しようとすると、パッと思いつくのはワーホリ(ワーキングホリデー)でしょう。

そしてワーキングホリデーと言えばオーストラリアというイメージがあるのは私だけでしょうか? ワーキングホリデーの話しの多くがオーストラリアに行った人のものだからかもしれません。

しかし、このワーキングホリデー、日本人を受け入れてくれる国は2019年5月現在、19ヶ国あります。

以下が日本人をワーキングホリデービザで受け入れてくれる国の一覧と受け入れ年齢の条件です。たくさんの国が受け入れてくれていますが、殆どの国が30歳未満までの受け入れであることがわかります。

受け入れ国 受け入れ年齢
オーストラリア 申請日に18歳以上で31歳になっていない事
ニュージーランド 参加可能年齢 18~30歳(申請時30歳であれば31歳での入国が可能)
カナダ 申請時の年齢が18歳から30歳
韓国 申請可能年齢 18~30歳
フランス 申請時に満18歳以上30歳未満であること (30歳の誕生日の前日まで申請が可能)
ドイツ 参加可能年齢 18~30歳(31歳の誕生日までに申請)
イギリス 参加可能年齢 18~30歳(申請時30歳であれば31歳での入国が可能)
アイルランド 18歳~30歳(申請受理時点)
デンマーク 18~30歳 ※申請時の年齢
台湾 申請時の年齢が18歳以上30歳以下であること
香港 満18歳以上満30歳以下であること(渡航時は31歳可)
ノルウェー 申請の時点で年齢が18歳から30歳であること
ポルトガル 申請時に満18歳以上30歳以下であること
ポーランド 査証申請時の年齢は満18歳から満30歳の誕生日を迎える前日まで
スロバキア ビザ申請時に18歳以上30歳以下であること
オーストリア 申請者の年齢は18歳から満30歳であること
ハンガリー 18~30歳 ※申請時の年齢
スペイン 査証申請時の年齢が18歳以上30歳以下であること
チェコ 18~30歳 ※申請時の年齢
アルゼンチン 18歳以上30歳以下の方
チリ ビザ申請時に18歳から30歳までであること
アイスランド 申請書提出時に18歳から26歳以下であること

※ 参考サイト JAWHM 一般財団法人ワーキング・ホリデー協会 https://www.jawhm.or.jp/

どうしても海外で生活してみたかったわたしは調べに調べた結果、30歳overでも数年単位で海外に渡航するなら、アメリカが受け入れてもらいやすいことがわかりました。

30歳以上でも長期間アメリカに滞在できるビザは?

30歳以上でも数年アメリカに居住できるビザは以下が現実的です。

ビザの種類 受け入れ年齢と特徴
F-1ビザ 学生ビザ(語学学校、短大、大学、大学院)
最長5年
年齢制限はないが40歳を超えると学生ビザの取得は難しくなる可能性
基本的に就労不可
就学後条件があえば1年間滞在延長し就労可能
M-1ビザ 学生ビザ(専門学校)
最長5年
年齢制限はないが40歳を超えると学生ビザの取得は難しくなる可能性
基本的に就労不可
就学後条件があえば6ヶ月滞在延長し就労可能
J-1ビザ 交流訪問ビザ
最長18カ月
トレーニング・インターンの場合はインターンシップとして働くことができる
年齢制限はないが40歳を超えると取得は難しくなる可能性
J-1ビザから他のビザへの切り替えは難しい
H-1Bビザ 専門職・就労ビザ
最長6年
年齢制限はないが40歳を超えると取得は難しくなる可能性
取得までかなりの時間がかかる
このビザを足がかりに永住権(グリーンカード)を得ることも可能ではあるが実際には厳しい印象でした

ここで気にしたいのは、就労が可能かどうかです。
滞在中の家賃や滞在費などをカバーできるだけの貯蓄がある、もしくは誰かのサポートを得ることができるのであれば就労できるできないは関係なくなりますが、貯蓄があまりなかったりサポートしてくれる人がいない場合、学生ビザ(Fビザ・Mビザ)は現実的ではありません。

そうなると、取得を考えるのはJ-1ビザかH-1ビザとなります。

わたしは、ビザ取得までの期間を考えて、取得できる確率がより高いであろうJ-1ビザを選択しました。

次の項目からはJ-1ビザを取得するまでの流れをご紹介していきます。

アメリカ J-1ビザを取得するためのポイント

アメリカ J-1ビザを取得するためのポイント

ここからは、渡航の方法をJ-1ビザに絞ってまとめていきます。

J-1ビザの特徴は、12ヶ月から最長18ヶ月アメリカで就労しながら生活する事が出来るビザで、アメリカの他のビザと比較すると割と取得しやすい傾向にあります。

アメリカ企業で働く、生活することを経験したい方におすすめで、滞在可能期間がワーホリと同程度、もしくはやや長期の点も魅力です。

このビザは、取得出来る職業が決まっているので、その職業の経歴がないと取得が難しくなってきます。ちなみにわたしはデザイナーとしてこのビザを申請・取得しました。

J-1ビザの取得条件と取得の流れ

J-1ビザの特徴まとめ

J-1ビザを取得するには条件があります。
以下の条件を満たしていれば申請することができます。

  • 短大(専門学校を含む)以上の学歴
  • 1年以上の職務経歴(高校卒の場合5年以上の職務経歴)※18ヶ月の場合
  • J-1ビザ申請時に受け入れ先企業が決まっている
  • アメリカへの渡航に必要な費用を持っている
  • J-1ビザのインターンシッププログラムへの参加に必要な英語力を有している
  • 18歳以上35歳未満 (35歳以上でも経歴次第では参加可能)

1年以上の職務経歴

J-1ビザはそもそもインターンシップビザです。

アメリカの企業で、技術を習得するための訓練をするためのビザで、日本で働いたことのある業界でさらにステップアップする目的と考えるため、就労経験が必須であり、さらに業種も同じ企業でなければいけません。

ビザ申請時に受け入れ企業が決まっている

これは、ビザの申請後、大使館での面接の際に受け入れ企業の情報を面接官に見せる必要があります。面接時に受け入れ先企業についての質問やそこで何をするかを聞かれます。

J-1ビザを取得しようとしたら、まずはビザのサポートをしてくれる企業を見つけなければいけません。

これは自分で英文の履歴書(レジュメ)を作り現地の会社に送りまくってサポートを獲得する方法でも良いですし、お金をかけて仲介業者に入ってもらいあなたのレジュメを企業に営業してもらう事も可能です。

わたしはどちらも経験しており、サポートしてもらうことができたのでコツなどはまた別の記事でまとめたいと思います。

※あまり例がないかもしれませんが、わたしはJ-1でトレーニング中受け入れ企業を変更しています。これにはリスクもあるのでお勧めできませんが、わたしの場合ハワイとロサンゼルスで働くことができたので、色々な意味で良い経験になりましたよ。

アメリカの渡航に必要な費用を持っている

アメリカの渡航に必要な費用を持っているこちらは、ビザ申請時に貯金残高の証明書(英文)を提出する事で証明します。
もちろん金額は多ければ多いほど良いのでしょうが、わたしは100万円程度の金額で申請しましたが大丈夫でした。

わたしが証明書を作成した時期ドル円が80円を切る程の円高でだったためドルにすると水増しされたのはラッキーでした。

J-1ビザのインターンシッププログラムへの参加に必要な英語力を有している

英語力に関しては、職種によっても求められるレベルが大分違うと思いますが、ビザ取得のための大使館面接は英語で行われますので、質問を聞き取る能力とそれに答えられるくらいの英語力は必要です。

私は受け入れ先が日本人の多い企業だったため、業務で英語力は問われませんでした。
デザイナーなので黙々と作業をする事が多いので、コミニュケーション力はそこまで必要なかったのは英語があまり得意でない私にとってはラッキーでした。

J-1ビザの概要

有効期限 18カ月(トレーニー)、12カ月(インターン)
更新の可否 不可
取得にかかる期間 2~3カ月
取得にかかる費用(概算) 20万円〜
分野 会計事務所・法律事務所・保険会社・メーカー・商社・出版・メディア・不動産・旅行・ホテル・コンサルティング・IT・飲食・流通・Eコマース(ウェブマーケティング)
禁止分野 美容関連の施術師(美容師・ネイリスト・マッサージ師)・学校教師・人材紹介会社、患者と関わる医療関連機関

J-1ビザで渡航する流れ

J-1ビザを取得して渡航する場合の流れは、以下になります。

  • STEP1
    受け入れ企業を見つける
    渡航希望時期の半年くらい前には決めておきたい。
    渡航したい地域の企業でビザのサポートをしてくれそうな会社にレジュメを送るか、もしくはビザのサポートをしてくれる企業を紹介してくれるエージェントと契約するかのどちらか。エージェントを介しての受け入れ先探しには20万円〜30万円ほどのお金がかかります。
    しかしエージェントと契約すると企業探しだけでなくビザ取得から渡航先でのサポートまでしてくれるので、不安な人は契約しても良いと思います。
  • STEP2
    書類の準備・ビザ取得
    渡航2〜3ヶ月前までにはビザを取得しておけるように計画しよう!
    ・滞在許可証(DS2019)の申請
    ・アメリカ大使館でのビザ面接(英語)
  • STEP3
    渡航
    渡航前には渡航先で一時滞在用ホテルなどの手配をしておこう。
    現地で部屋探しをした方が見学もできて安心なので、コンドミニアムやホテルは長めに予約しておこう。

30歳以上の人が1年以上渡航する方法まとめ

30歳以上の人が1年以上渡航するにはどんな方法があるかについて記事を書きましたが、特に今回はJ-1ビザでアメリカに渡航する方法をまとめました。

J-1ビザの取得方法についてに留まりましたが、次回からはビザ取得までにやっておきたい事やビザ面接はどのような感じか、渡航前に用意しておきたいものなど、さらに具体的な内容について書いていこうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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